法務研究科長からのメッセージ

ー地域に奉仕し、地域に根ざした法曹養成ー

法務研究科長

法務研究科 研究科長
鈴木 隆元

 岡山大学法科大学院は、「地域に奉仕し、地域に根差した法曹育成」を教育理念に掲げ、これまで、岡山弁護士会ほか、地域自治体、企業等のご支援も得ながら、数多くの優秀な法曹を様々な分野に輩出してきました。また、平成24 年には、当研究科の教育理念の一層の実現を目指して、「岡山大学法科大学院弁護士研修センター(OATC)」を設置し、組織内弁護士の養成を中心とした法曹継続教育の充実、法律家の活躍する新たな舞台の展開に努めてきました。
 岡山大学法科大学院では、岡山大学法学部の法曹養成の伝統を継承しつつ、総合大学の強みを活かし、徹底した少人数教育のもと、法学教育、司法試験合格に向けた法曹養成教育の課程を構築するとともに、これに修了後の法曹継続教育・就職支援を有機的に結び付けた、「岡山で育てて地域に戻す」仕組み(岡大モデル)を構築しています。 (1)学生と教員との距離、先輩と後輩の距離の近さを強みとする、学生一人一人のニーズに即したきめ細かい法曹養成教育、(2)地域ニーズを踏まえた法律家の多様な活躍の舞台への橋渡し、(3)地域の法的課題(もちろんそれは全国的・国際的課題でもあるでしょう)解決に向けた法曹継続教育の適切なリンケージにより、教育及び人材輩出の両面において、中四国地域における中核的法科大学院としての責務を果たしていきたいと考えております。
 半田山の麓、緑豊かなキャンパスで、「新たな課題を発見し、専門力を活用し社会を先駆ける高度専門職業人」(法務研究科「養成する人材像」)たらんとする皆さんの入学を心待ちにしています。